2010/04

シブすぎ技術の行方

先日のこと、相模原近辺の物造り中小企業を大学生が見学、その報告レポートが弊社開業時にお世話になった、さがみはら産業創造センターから届きました。若い大学生が各企業を巡っての感想が記されていたのですが、読んで気付いたのは、こうしたマッチングはありそうで、実際にはあまり無いのだろうなとの感想です。また別の日のことですが、TVニュースで美術系卒業生が都心にある美術館で卒業制作を合同展示、就職活動の一環として自身の能力を各企業関係者にアピールするユニークな催しも報じられていました。企業の側もそして学生側も、有用な人的資産を育てあげたい訳ですから、近年流行のインターシップ制度等、こうしたマッチングの試みは、今後更に増えて行くのでしょう。型通りの面接だけで、両者が幸福な出会いを果たせる訳がありません。企業側も業界以外知られていない、特色ある技術の一端を学生に披露することで、仕事への意欲を促進させる効果が生まれる筈です。つまり高度成長期のトコロテン方式の就職活動から、現在は脱皮過程にあり、その一端が垣間見えたと思いました。一連の動きを私なりに分析してみると、つまり技術者が心意気に感じているシブすぎる技術の魅力について、こうした接触で垣間見えることがあれば、そこから学生の一部は、職業選択に関してもう少し踏み込んだ行動に繋げて行ける、若い人への期待でもありました。現代の若者は、年金の行く末を案じて若い頃から貯金に励むなど、不確実な将来への対応策に今からご腐心の様子です。お金に関しても、技術に対してもシビアな若い視線を感じて仕舞うのは、高度成長期を過ごした古い世代の考え過ぎでしょうか?

写真解説

「シブすぎ技術に男泣き」何故か近所の小さな本屋に山積み。立ち読みそして購入に至りました。描かれた情景が過去の思い出に成らないことを祈るばかりです。本の裏表紙です。