2007/02

岡崎文吉と札幌農学校

暖冬のお陰で日曜日になると自転車に乗って、家から多摩川のサイクロードまで遠征することが度々です。偶然、テレビで岡崎文吉のことを知ってから、河川敷の風景を楽しみながらの走行も、日本の河川環境を設計する彼のような先駆者達が居て、こうした風景が在るのだと考えたりします。春には相模川まで遠征して、晩年の氏が眺めたであろう風景を探索したい、などと思っています。一昔前、当時としてはめずらしく女性が著した河川環境を取上げた本に目を止めたことがあり、拾い読みですが高度成長期の河川改修は多くの問題を抱えていることを知りました。今回、特に興味を覚えたのは、岡崎文吉が札幌農学校の一期生であった点にあります。まだ日本の官僚体制が確立していなかった為に、地方で土木技術に関してユニークなエリート教育が実施されて、そこから有能な人材が育ったのです。ところが、あのクラーク先生の言葉を教科書で習った私の時代は、政治の55年体制が確立する時期にあたり、この頃になると、都会の小中学校では、既に何らかの息苦しさが漂っていた感覚があります。こうした環境から出発して、エリート教育を受けた方々は果たして何を残せるのでしょう?最近TVで報道される学校問題に接すると、国の隅々にまで浸透した義務教育、その画一的な管理体制への代償は大きく深刻、そう感じるのは、私だけでしょうか?

多摩川の土手

写真は多摩川の土手風景、山奥にある渓流の風景も好きですが、平野に出て緩やかに蛇行する大河がつくる河川敷の風景も魅力的です。