2007/01

写真展に出掛ける

昨年末、人に薦められて村井修氏の「写真展」に出掛けました。昔、私が設計事務所に入所して携わった、新宿副都心に計画された高層ビル提案の仕事が思い出されます。私は模型を担当、写真撮影は村井氏にお願いする段取りでした。自身が手掛けた模型を本格的に写真家に撮ってもらう、初めての経験です。氏は高層ビルのてっぺんから、ビル中心にある吹き抜け目掛けて、用紙を如雨露のように工夫して、白熱球の光を絞り込んでの撮影で、後日出来上がった写真を見て、さすがプロだなあと、感心したものです。週末の展示会場は閉館時間が迫っていた為か訪れる人もまばらで、じっくりと鑑賞できて心地良い一時を過ごせました。驚いたことに、村井氏ご本人が会場に居らっして、何方かお知り合いと話をされていたのです。展示入口には、副都心開発前の、浄水場跡と新宿駅を鳥瞰で撮った巨大なモノクローム写真パネルが掲げてあり、超高層が跋扈する現在の新宿と、その都市空間の落差が印象的です。そして写真の中程に写っているのは、私が通っていた大学の古い校舎なのです。1950年代の写真だそうですが、そこだけは自分が通った頃の雰囲気と同じで、はっとすると同時に、過ぎし年月の経過を強く感じました。

写真集

会場で購入した写真集、厳選された写真だけを掲載、本当に薄い小冊子ですが、その中にある一枚の写真にはっとしました。駅階段脇に佇む女性を上方から捉えた一枚ですが、昔観た記憶があるのです。(価格:¥500)