2006/09

スプートニクの真実

お盆休みの深夜に、再放送なのでしょうか、NHKがBBC製作の米ソのロケット開発競争について、ドキュメント風番組を放映していました。子供の頃は大のロケット好きであった者としては、興味をソソラレル番組で、十分に堪能した訳です。特に、ソビエト側の開発者について、ロケットの原型、その概念を提唱したとされる数学教師コンスタンチン・ティオルスキー程度は承知していましたが、冷戦構造下でその存在を隠されていたアレクセイ・レオノフは初めて知りました。シベリア抑留経験を持つ開発者の、宇宙へ向かう執念に、忘れ掛けていた記憶も蘇えります。第二次大戦中、独逸フォンブラウンのVUロケット開発から出発して、人類を宇宙に駆り立てる、米ソ間の過酷な開発競争をドラマ映像仕立てで見せられると、ある感慨に捕われます。つまり、当時ロシア社会のシステム自体は、まだ整備中であった筈で、逆説的ですがこうした時代は個人の夢、ロシア農村に生まれた貧しい家庭の子供が抱く「宇宙への夢」を、実現させるルートが存在していたとの思いです。つまり、現代の豊かな社会で育つ子供達は、一人夜空を見上げることさえ無いでしょうし、たとえ彼等がガンダムアニメからロボットや宇宙空間を飛び回る憧れを抱いたとしても、レオノフと同じような活躍は期待できないのでは無いか?、つまり社会システムが成熟、更には硬直化すれば、自ずと飛び抜けた人物の活躍は制約されると思えるからです。

ロケット

昔は鉛筆の先にアルミキャップを被せました。子供の頃、それにマッチの黄燐を詰め込んで、ロケットにして遊んでいたことがあります。男の子は火遊び好きです。